「キリスト教入門」5.祈り
Q なぜ祈るのですか?
絶えず祈りなさい。 Ⅰテサロニケ5:17
目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。 コロサイ4:2
祈りは、困った時だけ祈る。というのではなく、祈りは神と霊的な交わりで、霊的な呼吸のようなものです。親子の会話のように、毎日続ける必要があります。経済や、病気などの具体的な問題、心の悩みなど、どんなことでも祈ることができます。祈りを通して、神の豊かな恵みを体験できるのです。
Q どのように祈ったらいいのですか?
だから、こう祈りなさい。「天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行われるように地でも行われますように。私たちの日ごとの糧を今日もお与えください。私たちの負いめをお赦しください。私たちも私たちに負いめのある人たちを赦しました。私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。国と力と栄は、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。」 マタイ6:9~13
特に決まったスタイルはありません。祈りは神との交わりです。形式だけの祈りを見抜かれ、その心を見ます。真実な心で自分の言葉で祈ればいいのです。(むずかしい言葉を使う必要はありません)「主の祈り」は、弟子たちがイエスにどのように祈るべきか聞いた時にイエス様が示した祈りの御手本です。神のみ心がなるように求め、自分の必要を求め、罪の許しを求め、また自分に罪を犯した人の赦しを宣言し、神の栄光をほめたたえています。祈りの重要な要素が「主の祈り」の中に入っています。
<祈りの種類>
・感謝の祈り
すべての事について、感謝しなさい。 Ⅰテサロニケ5:18
聖書には、全てのことを感謝するように書いています。通常では、理解しにくいですが、私たちにゆるされる全てのことは、神のゆるしの中で起こり、私達の益になることだけが起こるとあります。どんな悪いことも、神に信頼し感謝していく時、益に変えられていくのです。感謝の祈りは、祈りのなかでも重要な祈りで、毎日祈る必要があります。
・悔改めの祈り
もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。 Ⅰヨハネ1:9
罪がある時に、神と交わることができません。罪を悔改め、許していない人を許すとき、神は私達の罪を許してくださいます。感謝の祈りと同様に、毎日寝る前に、日々の悔改めをお勧めします。
・求めの祈り
求めなさい。そうすれば与えられます。 マタイ7:7
あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。
ヨハネ14:14
私達の必要や、問題解決など求めて祈ります。心から熱心に求める時、神は聞いてくださいます。神には不可能なことはありません。
・とりなしの祈り
モーセが手を上げているときは、イスラエルが優勢になり、手を降ろしているときは、アマレクが優勢になった。(手を上げる=とりなし) 出エジプト17:11
他の人のために祈るいのりです。神によろこばれる祈りであり、よく聞かれる祈りです。
・複数の祈り
あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。 マタイ18:19
2人以上のクリスチャンが心を合わせて祈る祈りは、大変良く聞かれます。教会の祈祷会などの祈りも良く聞かれています。
Q どんな祈りでも聞かれるのですか?
あなたがたが、信じて祈り求めるなら、何でも与えられます。 マタイ21:22
少しも疑わずに、信じて願いなさい。 ヤコブ1:6
願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。
ヤコブ4:3
どんな祈りでの祈っても良いのですが、悪い動機や、神のみ心に反する祈りなどは聞かれない場合もあります。また、信仰のない祈りも聞かれません。祈る時は、神に信頼し、必ず聞いてくださるという、信仰を持って祈りましょう。信仰の祈りは聞かれます。
何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です。 Ⅰヨハネ5:14
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